みやべえの雑記モノガタリ

旅・湯・酒・音・祭をこよなく愛するアラサーのモノガタリ

オタク街道への憧れのおはなし。

こんにちは。

 

最近、夕ご飯を食べながら毎晩1本映画を見るのが日課になっています。みやべえです(だいたい夕ご飯2時間コース)。昨日の夜のおたのしみムービーは、昨年末アメリカからひょっこり一時帰国して来た友人がくれた映画の1つ。

 

園子温監督の地獄でなぜ悪い

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どんな話かというと(以下ざっくりネタバレですよ)

 

 

映画を撮るのがちょっとイッちゃってるくらい好きな

「平田」引きいる子供達•ファックボンバーズが

10年後もその情熱を持て余してクサクサしてたところ

ヤクザにやんごとなき事情から映画を撮ってくれと頼まれて

オールスタッフヤクザのホンモノ抗争映画を命懸けで撮る、というもの。

 

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予想を裏切らない血みどろぶしゃぁぁぁぁーな映画で、

1人でご飯食べながら見るようなものじゃ決してなかったものの、

キャラクターや設定が気持ち良くぶっ飛んでて笑いもあって。

 

個人的には堤真一さんの演技が大好きでした。

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ギリギリ歯ぎしりレッツ・フライ♪

 

終盤は人が死にすぎてこっちが貧血になりそうでしたが

ラストシーンで映画フリークの平田が

死んだ仲間の手から楽しげにフィルムをかき集めて抱え、

映画を作れた事に狂喜しながら血まみれで一人走る姿を見て、

なんだか悲しいような清々しいような変な気持ちになりました。

 

理性も常識もぶっとんだ

あんな血まみれ狂気に変わるほどの勢いで 情熱を注げるものがあるって

鬼気迫るのを通り越してちょっと気持ちいいなーと。(フィクション前提でね)

 

私はどちらかというとなにかひとつのものに集中する職人型ではなくて

軸足はおきつつ色々なものに手を出してできる限りやり尽くしたいタイプなので

無い物ねだりなのかもしれませんが、ひとつのものを極めていたり職人的な人って

すっごくきらきらして見えます。

 

大工さんとか染物屋さんとか腕一本で生きている人ってかっこいいし

セクシーだしじゅる魅力的。

超マニアックな研究してる人とかなにかのオタクな人もそう。

 

私の知り合いに、電車が好きすぎて電車の発信音の音階を聞けばそれが何型の

車両か一瞬でわかるという超電車Loverがいるのですが、なにそれ誰得?!っていう

ことごとくマニアックな情報をいっぱいもってるんですよね。

そーゆー何かに役に立つから覚えるとか打算的な知識じゃない、

もう純粋に「好き」って気持ちだけで深まる知識って体温があると思うんです。

いいんだよ好きなんだから。で、突き進む世界。

 

その人は自分が乗った日本中の沿線に赤い線を引いた白地図を持ち歩いているのですが

その地図が日本に張り巡らされた血管みたいになっていて、感動したのを覚えています。

胡散臭くて安っぽい宝の地図でも誰にだってそれ自体が宝物的なね。

ほおおおおグングニルだなーかっこいーなーと思いました。

 

今日のNHKプロフェッショナルで取り上げられていたのは

手打ちうどん職人、森田真司さん。

ひたすらうどんとそれを食べるお客さんに向き合う姿勢や弟子への厳しい愛情に

ぐさぐさと胸打たれるものがありました。

体調を崩した店長代理を厳しく叱責した夜、

おじやを作って届けた時の森田さんの「頼むぞ」という言葉。

森田さんの背中を追う店長代理への「一流の職人で終わってほしくない」という言葉。

一流の職人の技術だけでなく、心を動かす真心を持てと。

うどんオタクの熱すぎる物語でした。

 

いいなぁ体温のある知識。

私もオタク街道走りたいなぁ。と思った夜でした。

ニッチなオタク、募集してます。

 

ではでは〜。

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