結婚式の準備をスムーズに進める4つのポイントのおはなし。
こんにちは。
降るぞ降るぞ〜と言われていた雨予報を覆し
先月なんとか滞りなく結婚式を終えました、
みやべえです。
明治神宮で挙式をして
青山迎賓館で披露宴という
和洋折衷なプランで臨んだのですが
もう、めちゃくちゃ楽しかった。
終わってからもその後1ヶ月くらい余韻でにやけられるほど楽しかった。
新たな人生の門出を大好きな人たちに心から祝福してもらえることがこんなに嬉しいとは思いませんでした。
元来、ドレスはこれ着てこんな演出して…という結婚式にかける夢はあまりないほうで、我々の願いはなによりも来てくれる人達に『楽しい!』と思える時間を過ごしてほしいということでした。
新郎新婦なんてぶっちゃけつまみでもいい。
知らない人同士も仲良くなって
酒飲みあってわいわいして楽しんでほしい。
そんな想いの元、心優しい友人たちの力を借りて、招待状、席次表、席札、ムービー、余興、プレゼント全てをオリジナルで作り、毎日2時間睡眠というクリスマス前のサンタクロース並みにてんやわんやな日々を過ごしていました。
ちなみに、結婚式3日前にとある撮影現場でこのてんやわんや話をしたら
「あーわかる。俺は朝着替える時間がもったいないからパンツ一枚で挙式前日の夜中からムービー2本作ったわー」
俺もー。俺もー。うんうん。
と慰められるどころか口々に共感される始末。
中には
「徹夜あけでプレゼンしてそのまま夕方から挙式だった」
という猛者がおり、思わず合掌したくなりました。
みんな最後には口を揃えて「当日はもうめっちゃ楽しかったけどね」って言うんですけどね。
結婚式は一生に一回(だといいな)なので「今回の経験を次に生かす!」ということはできないですが、私が実際やってみて初めて学んだ結婚式準備のコツをまとめてみようと思います。同じ結婚式というのはないのであくまでご参考までに。
なぜ「結婚準備は大変!」なのか?
結婚式準備はほんとに大変だと経験者は口をそろえて言いますが、その要因としてこれらどれかが当てはまるのではないかと思います。
・スケジュールを読み違える
・式前に仕事が暴発する
・親族フィーリングケア
・オリジナルのさじ加減
1つずつ見ていきましょうー。
①余裕なスケジュールにあまえすぎる
自由度が高い会場ほどそうなのですが
やりたいことや演出がほぼゼロベースのところからの
スタートなので、時間がある半年前くらいは
「あれもしたいなーこれもしたいなー」
と理想がふくらみます。
私たちも、会場を探し始めたのはだいたい1年前だし
会場打ち合わせを始めたのも8ヶ月前くらいからだし
二人とも夏休みの宿題は最終日にまとめてやるタイプだったという歴史もあり
正直「本番まで全然時間あるでしょー」
とタカをくくっていました。
が、いろいろ妄想していても
余興の内容とか、来場者の確定とか
細々した当日必要なものの手配とか
そういう大事なところって
返信ハガキの内容を元に初めて
最終的に詰められるのです。
つまり、妄想を現実にしていく頃には
気がつくと返信ハガキの締切日=Xデーの2〜3ヶ月前になっていて、
色々丁寧に進めてきたはずが
いきなりお尻にエンジンフル点火!!ということに。
私もいままで返信ハガキの期日すぎてからわたわた出したりしていましたが、
返信ハガキの内容はお料理や引き出物、
ひいては余興などいろーんなものに
関わってくるので、あれがないと何も決まらんのです。
返信ハガキを受け取ったら期日に関わらずなるべく早めに返そうと自戒しました。
Xデーが近づけば近づくほど出てくるアイデアと、減って行く実現可能な時間との競争が始まるのでできるだけどんなことがしたいかを早め早めに決めていくことが大切です。
②結婚式前の予期せぬ仕事に注意
これは職業柄もあるあるかもしれませんが、
私の場合、結婚式までの数ヶ月間
準備の慌ただしさに綺麗に比例するように仕事が繁忙期に突入したため
激務明け朝4時帰宅ターンをほぼ毎日繰り返し
打ち合わせのかたわら席次表の文字校正をし
ランチタイムの合間を縫って式場に駆けつけ
新郎は式当日の午前中までプロフィールムービーの編集にかかりきり。
新婦は両親への手紙を考えていたらいつのまにか寝落ちして
白紙の手紙を持って式場へ挑みました。
こんな私達が無事にこの一大イベントを終えられたのは
過酷すぎる環境の中、肌力をなんとか維持してくれた
SKⅡのピテラのチカラと
家族、会場、友人、職場の方々の助けが
あったからだと心の底から思います。
本当に、周りの人々に感謝です。
繁忙期のど真ん中にセッティングした私もアレですが
自分が思う以上に細かい作業が必要になるので、
式前後の仕事量を測っておくのは結構大事です。
③両親の想いを早めに汲み取っておく
結婚式準備を進めていく中で、ドレス選びだとかヘアメイクだとか私の好みと親の好みがうまく合わなくて衝突した時のことです。スッキリしたシルエットのシンプルなドレスを着たい私と、お嫁さんらしいちょっとふわっとしたドレスを着て欲しい親。ドレスなんてパッパと決めたい私と、いろんなのを試着して試して欲しい親。なかなか進まないことにイライラした私は、大学時代から続く仲の良い男友達と新宿で焼き肉食べたあと水たばこをふかしながらぽろっと愚痴ったことがありました。
私はその友人が「そりゃ大変だね〜」とか「女性はドレス時間かけるからね〜」とか同調してくれるだろうと思って愚痴ったのですが、彼らから返ってきた意見は違いました。
「そりゃさ、お前はドレスは気に入ったのをさっさと決めたいっていうけど、お袋さんはお前が生まれた時からずーっとこの子はいつかお嫁さんになるんだなーとかどんな結婚式なんだろうなーとか想像してきてきたわけでしょ。頑固にならないでお袋さんのためだと思っていろんなタイプを考えてみてもいいんじゃないの。」
「(写真見て)いやこれもいいと思うよ?大事に育ててきた娘の結婚式なんだから参加したいんでしょ。いい親じゃん。一人で全部決めないで一緒に考えてあげなよ。」
目から鱗でした。
一緒にアホなことばっかりしてどう贔屓目に見ても優等生ではなかった友人がこんなまともなことを言ってくることも驚愕でしたが、「自分のやりたいこと」や好きしか考えてなかった自分にも気づきました。
こちら↓でもお話ししましたが、
結婚式って当人たちのイベントであると同時に、両親の子供卒業式でもあるんだなって初めて思えた瞬間でした。その後、ちゃんと親と一緒にあーでもないこーでもないとたくさん考えて、二人とも納得できるものを作っていくことができたので、彼らにはとても感謝しています。
今振り返っても、もうちょっと早くからそのことに気づいていればよかったな、と思っています。
④オリジナルのさじ加減
冒頭にお話しましたが、私は招待状、席次表、席札、ムービー、余興、プレゼントまで全てオーダーメイドで作ることにしたので、デザインや印刷、校正のスケジュール管理や制作してくれる方々とのやりとり、余興してくれる友人との練習など式場からの宿題のほかに発生する作業がとても多かった方だったと思います。
招待状を1個ずつ封入して宛名を手書きで書く作業は3日かがりでした。。
要は、いろいろできる自由度が高ければ高いほど大変なんです。
神前式も人前式もチャペルも
式場側にまるっとお任せすれば、
正直全然楽にできる方法があると思います。
ただ、そういう大変だったことも含めて、まるっと全部、協力してくれたひとりひとりとの忘れられない思い出になります。手や足や頭を動かせば動かすほど、かけがえのないものがきっとできる。
そのさじ加減をうまく調整して、楽するところと力を入れるところを早めに考え始めるだけでも準備効率は全然ちがうんじゃないかなーと思います。
長くなりましたがこんなところかなー。
どこかの誰かの結婚式のお役に立てますように。
次はとってもお世話になった小さなお店のお話でもしようと思います。
ではではー。