常滑でお気に入りの工房探しするのが楽しかったよというおはなし。
こんにちは。みやべえです。
遠距離恋愛…ではなく遠距離結婚中の夫が、今年はちょうど桜が満開になると同時に35℃の灼熱スリランカから真っ黒になって帰ってきたので、今年はなんだかやたらと桜を見た記憶の残る春でした。
休日のみならず仕事帰りにも深夜散歩に出むいてみたり。
春でした、と言ってもまだ春は終わっていないのかもしれませんが、桜の散るのと同時にたった一週間でまた海外へいなくなってしまったので、私的にはなんだか既に春はもうやりきった感があるのです。
桜の下で飲めるくらい暖かくなった
なんだか幸せな空気とか。
わくわく感とか。
じゅうぶん春を吸い込みました。
次会えるのは5月。
どうせまたお前はセミかと言いたいくらい短い時間しかいないのだろうから、どう楽しもうか画策中です。
カタツムリレースでもしましょうかね。
もうすぐ梅雨だし。
先日、愛知県常滑をふらふらしてたら出会った煙突屋さんの話を書きましたが、
もう一軒素敵なお店があったので
今日はその続き。
常滑で出会ったもう一つの焼き物屋さんのおはなしです。
☀︎細やかな土を生かしたセンス抜群な工房、ともの世界
これまたやきもの散歩道をぷらぷらしていて出くわした焼き物工房、ともの世界。
木造りのこじんまりしたお店や名前の柔らかい響きのイメージに反する、繊細で力強い、スタイリッシュなお皿を多く生み出す工房さん。
常滑の土100%にこだわるマットブラックなお皿を中心に展示された店内では、お店の奥でオーナーがろくろをまわしています。
うおおおおおおおぅ!
かっこいいー!
炭のような手触り感のある黒色と、どこの料亭なの?と言いたくなるスタイリッシュな円盤デザイン。
隣に置いてある細長いのはお箸置きで、これもまた重みが心地よくて素敵。
手作りなので、同じシリーズでも一枚一枚風合いが違って面白いんです。
円盤皿は作った枚数も限られているので
お皿に一目惚れしてくれた
20代の男の子だとか
イタリアンのシェフだとか
どんな方が買っていったか
全部覚えてるんですよ
とオーナーさんが話してくれました。
常滑の土は急須に使われるようなきめ細やかな土なので、油汚れにも強く食器として優秀なのですと。
私も円盤皿とグラデーションの美しい小皿をいただきました。
ただもう純粋に、円盤に盛ってみたかったから。お料理の腕前が皿についていくか若干不安ですがたのしみたのしみです。
いやー予想に反する出会いなTOMO's WORLDでした。
☀︎情緒あふれる常滑さんぽ
常滑のやきもの散歩道は古い町並みを残しているので、来たことがないのにどこか懐かしいような、なんか来たことがあるような、不思議と静かな気持ちになる町並みです。
20世紀少年のロケ地にもなってたみたい。
瓦屋根の向こうに見える煙突。なんだかタイムスリップしたような景色です。
電信柱にくくりつけられた「だんご串入れ」。鳥の巣箱かのように唐突にこんなものが出てくることにもびっくりですが、ささってるだんごの串の数がすごい。いままで散々歩き回ってもほとんどすれ違う人がいないほどの静かな街なのに…ざわざわ。
やきもの散歩身を抜けたところにこんな地図があるのですが、どうやら街中の至る所に市民の作った焼き物があるようです。どれもこれも個性的なので、焼き物探しながら歩くのも楽しそう。
素敵なマップだなぁ。
マップから少し離れたところに大きな神社がありました。くっそ長い階段を登ってひと休みすると静かで気持ちいいですよ。
ちなみに常滑に最近できたイオンモールでは、常滑ならではの大きな招き猫がお出迎えしてくれます。
天井もやきもの散歩道をイメージしてる模様。
マーゴの湯という露天風呂が充実したスーパー銭湯もついてるので、歩き疲れたらのんびり湯に浸かって帰ると気持ちいいかもですなー。
ではまたね。