卒業の日
本業として、9年間走り続けた、プロモーションプロデューサーと規定される職業を卒業しました。
4月に入ってから、引き継ぎやら個人のものやら、既にいろんな分野の仕事を超横断的にまたいでやっていたので今日の今日まで卒業という認識が全然なかったのだけど、帰る時間が近づくにつれ私のチームのメンバーから寄せ書きをもらったり、部署やクライアントメンバーから大きな花束をもらったりして『あぁそうか、今日がわたしの卒業の日なのか』と気づかされました。
あっという間だったなぁ9年。
入社したての頃、新人の誰よりも人一倍時間がかかって素行も悪くて手のかかった私を、手放さずに7年間育て続けてくれた先輩。
3年目、初めてのトレーナーとしてそわそわしていた時に慕ってくれた後輩。
8年目、頼りないリーダーとして支えてくれたチーム。
辛かったり迷ったりして長く長く感じていた2〜3年目で辞めなくて本当によかった。
楽しかったなぁ。
と帰りの電車で大量の花束を見ながら思っていたら、不思議とぽろぽろ泣けてきました。
でも、知識も経験も人脈も仲間も今の私に必要十分なだけ財産ができたので、実はもう戻りたいとは思っていません。次のステップを自分なりに進んで行きたいと思います。
家に帰るやいなや、パキスタンから1ヶ月半ぶりに帰ってきたばかりのケダマさんにこの寂しくも不思議と前向きな気持ちを盛大にぶつけたら、「夫がやっと無事に帰国して”嬉しい”も思い出して…涙」と拗ねていましたが、今夜は祝杯をあげたいと思います。
ひとまず卒業。
これからもよろしくお願いします。